2016年4月16日土曜日

piCorePlayer:出力レベルの調整方法

piCorePlayerの出力レベルを調整するよ

どうやら、piCorePlayerからの出力レベルが低いようだ。。。(T_T)
調整方法を纏めてみました。

2015/10/31リリースの1.21gから
ALSAのアウトプットボリュームのコントロールが
オプションでできるようになった。
ALSA output level の部分

1.Login via ssh.
私は「TeraTerm」を使ってログインした。
USER IDは tc で、PASSWORDは piCore です。

2.Use "alsamixer" to set the ALSA output level
alsamixerを使って出力レベルを調整します。

tc@piCorePlayer:~$ alsamixer

とすると、AlsaMixerがグラフィカルに表示される。
キャプチャする前にイジってしまったが。。。もう少し低かったと思う。

出力レベルは「↑」「↓」で調整できるが。。。
イジっても何も変化がない???
100にしても、50にしても 何の変化もない。

落ち着いてよ~~く画面を見ると「Card:bcm2835 ALSA」になっている。
なるほど、RaspberryPiのオンボードチップの音量調整だったのだ ^^;
我家の環境ではUSB DACを使用しているので、これをイジっても無意味です。

右上に「F6:Select sound card」ってある。
「F6」で変更できるのね!!
でも、「F6」を押下すると、プログラムが終了してコンソールに戻ってしまう。

tc@piCorePlayer:~$ alsamixer
tc@piCorePlayer:~$ 

何度か「F6」してみたが同じだ。。。(T_T)

そして、気づいた。マニュアルを見よう!!

ちゃんと書いてあるじゃないですか。
Selecting the Sound Card
You can select another sound card by pressing the F6 or S keys. This will show a list of available sound cards to choose from, and an entry to enter the mixer device name by hand.
「Sound Card を選択するには 「F6」か「S」 を押下するんだよ」って。
で、「S」を押下すると、
選択画面が出てきた~~!!!

矢印キーでUSB DACを選択する。

「Card:DKL Audio USB DAC DA-90」と表示され、
USB DACの調整ができるようになりました。
39と表示されている。。。低いはずだ。

100にしてみたよ! DEQ2496の入力レベルがクリップしてる。。。(T_T)

クリップしないレベルに合わせてみたよ。

3.Save ALSA settings by typing "sudo alsactl store"
調整した結果を保存します。

tc@piCorePlayer:~$ sudo alsactl store
tc@piCorePlayer:~$

4.Backup ALSA settings by typeing "sudo filetool.sh -b"
piCorePlayerはSDからブートしてメモり上で動作しているので、
設定内容はSDカードに保存する必要があります。
これを行うツールがfiletoolです。

tc@piCorePlayer:~$ sudo filetool.sh -b
Backing up files to /mnt/mmcblk0p2/tce/mydata.tgz\
Done.
tc@piCorePlayer:~$

保存できたら、作業は終了です。切断しましょう。

tc@piCorePlayer:~$ exit

5.Select Custom option on this Tweak page
piCorePlayerの設定ページに戻って、「Custom」を選択します。
選択したら「Save」ボタンをクリックします。
オプション設定の保存処理が行われます。
これで、出力レベルの調整完了しました(^^)/

さて、リブートして確認してみましょう。
音楽を再生すると明らかに音量が大きくなっています。
設定通りになっているか接続して確認してみました。

バッチリ!設定した通りになってますね(^^)v
よかった。